コラム

アフリカで活動したい人はゾンビ力を高めよ

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冬って何ですか?美味しいんですか?ナイケルでーす!

たまに聞かれる質問の中に

「アフリカで活動するにあたって何が必要だと思いますか?」

というものがあります。

 

特にこれと言った答えを用意していないので、聞かれたらその都度

「柔軟性」とか「適応力」とか「覚悟」とか「楽観的」とか答えてました。

覚悟的なお話は前回書いているので、宜しければ読んでみてください。

大切にしている事に人生ALL-INしてますか?

 

今回はこの質問をされた時の答えを見つけたので共有したいと思います。

 

それはずばりゾンビ力です!

 

ゾンビ?

おれ?

そう、あなたです。

 

おれのようなヤツがアフリカにふさわしいってのか?

そう、その通りです。

 

ヌウウウゥゥゥ

と言うわけで、今回はなぜアフリカで活動するにはゾンビ力が必要なのか?をご説明したいと思います。

 

アフリカで何かをしたい20代が年々増えています

ゾンビ力の話をする前に、現在までにアフリカに住みながら活動をされている方の統計を知りたくありませんか?

と言うわけでめんどうだけど調べてみました!

外務省の海外在留邦人数調査統計の毎年出されている100ページ以上ある資料の中に書いてありました。

 

アフリカの地域別在留邦人数推移

 

2007年 7,317人

2008年 7,658人

2009年 7,888人

2010年 7,963人

2011年 8,102人

2012年 8,236人

2013年 8,037人

2014年 8,050人

2015年 8,020人

2016年 7,931人

 

おっと?意外だったのが、2012年以降一旦2014年に微妙に盛り返すも減少傾向ですね。世界推移でいうと毎年増えている(2016年は過去最高1,338,477人)のにも関わらず、アフリカ在住の日本人は減っていました。

 

しかし、もう少しよ〜く見てみると、20代だけ増えていることがわかりました。

2014年 1,048人  ➡︎   2016年 1,206人

全体的に減少しているのにも関わらず、20代だけ伸びているということは、

今後の日本の未来を担って行く世代はアフリカで何かをしたがっている!

と強引に仮定することにします。

先日行われた団体のオンラインMTG

ちなみに、僕の身の回りのお話になっちゃいますが、僕が副代表を務めるNPO法人AYINAのメンバーは、僕と代表以外全員20代です。

 

20代・30代こそ必要なのがゾンビ力です!

さて、本題に戻りまして、なぜアフリカで活動するにあたってゾンビ力が必要なのでしょうか?

ゾンビゾンビ言ってますけど、ゾンビ力とは何かを説明しますと、

失敗しても何度も何度も復活する力

です。別に表面上はゾンビになる必要は全くありません。

 

え?そうなの?

40代を超えてくれば、現場で仕事をする機会はそこまで多くないと思うので、自分の経験から様々なケースに対して判断をしたり、なるべく失敗を避けるような道を選ぶことも、場合によっては必要かもしれません。

しかし、20代・30代くらいまでは、「若い時の苦労は買ってでもせよ」のように、どんどん失敗をしまくった方がいいのです。日本でも勿論同じことが言えますが、特にアフリカでは「若い時の苦労は買ってでも、人から奪ってでもせよ」くらいの勢いがあって良いのです。

なぜならば、アフリカの国々で活動をするということは、その国の文化や環境を十二分に知り尽くした状態でやらないと、結果的に現地の人たちの為になるような活動に繋がっていないケースが出てきてしまうからです。

 

アフリカでビジネスを成功させている二つのケース

さて、アフリカの地で実際に外国人がビジネスを成功させているケースについてお話をします。

あくまでちゃんとした実証データではなく、私の数年間いろんな企業を見てきた中での判断ですが、アフリカでビジネスを外国人が成功させているケースは大きく分けると二つのパターンに分かれます。

 

アフリカ人を“使って”成功させるケース

このアフリカ人を使うという表現は、反吐が出るほどに嫌な響きではあるのですが、残念ながらアフリカでビジネスをする外国人にはこの考え方を持っている人が少なくないです。要するに、アフリカ人を「人件費が安い」や「力仕事は得意」というスペック的な意味合いでしか捉えておらず、彼らに対して圧倒的権力と資金力を駆使して、会社を統制し、成功させているケースです。

この考え方になってしまうことは100%理解できない訳では正直ありません。

例えばアフリカでは、日本と比べると、「時間にルーズ」「細かい仕事のクオリティが低い」「ノープロブレムと言っていたのにプロブレム」「会社のお金を盗まれる」と言ったような、日本では起きることもないような問題が起こることが良くあります。

それを経験すると、圧倒的権力で押さえつけた方が、そういった問題が減るのも事実ではあります。しかし、それを続けていくと、どんどんその国の現地の人との距離間が出来てしまい、最初にあったかもしれなかった(元々ない場合もありますが)この国の為に頑張りたいという思いが薄れていってしまうのです。

アフリカ人と“共に”成功させるケース

そして、これこそが自分の理想でもある、アフリカ人と一緒にビジネスを成功させるというパターンです。これが出来ると、常に現地の人との距離間も近いので、自分だけが儲かれば良いという考え方ではなく、現地の人たちもハッピーになるような仕事をしたいと考えられるようになります。

しかし先述したように、日本と同じ感覚で仕事をしていると、正直泣きたくなるような問題も多々起きてしまいます。心が折れることも何度もあります。

さて、そんな時に必要なのが、ゾンビ力なのです。

どんなに死んでも生き返れば良いのです

最近では、アフリカでも成功した日本人の方の情報が出たりしていますよね。

例えば、50年以上前にケニアに行き、ケニアナッツカンパニーを設立し、社員数4000人、25万人の生活を変えたとされる佐藤芳之さん。

さらに、アフリカで年商400億円、計50社以上の会社を経営しているという金城拓真さん。

彼らのインタビューや本を読んでもらうと分かりますが、確かに苦労はとてもされていますが、どちらかと言えば「現地の人に恵まれていた」「なんとかなる」的な表現が多いのに気づけると思います。

でも恐らく、インタビューや本では語られていない、とんでもない失敗や、細かい失敗など、想像を絶するほどしているのだと僕は確信しています。

その都度、彼らは復活し、またやられ、でも復活し、またまたやられ、やっぱり復活し、振り返ると成果が出ていたというのが現状だと思います。

日本のように既に色んなものが満たされている状況の中であれば、もしかしたら失敗を最小限に抑えて、最短で成功するみたいな方法もあるのかもしれません。

アフリカでそのような考え方でやってしまうと、短期では分かりませんが、長期以前の中期段階で必ず失敗して、挫折してしまうと思います。

ある種、アフリカ人の口癖のどんな状況でも「ノープロブレム」と言えることも、ゾンビ力のうちなのかもしれません。どう考えてもプロブレムなんですが笑

 

僕が注目するアフリカ活動家もやっぱりゾンビ力が高い!

先日僕が書きました「2018年僕が勝手に注目するアフリカ活動家13人」にもご紹介したちささんという方がこんなブログを書かれていました。

「インセンティブ」の難しさ

まあ読んで頂くとわかりますが、日本では通用したはずの常識が全く通用しません。常人はそれだけでかなり心がやられます。もちろん、ちささんもやられていると思いますが、最後には、

いやボーナスというのはこうこうこういうものであって諸君のモチベーションアップのために云々かんぬんという理屈を振りかざしてもあまり意味がないのはこの2年で分かってきたので、もっと工夫していく必要があるなと思う今日この頃です。

はい、ゾンビ力すごいです。普通2年もやってて、こんな出来事起きたら「今日この頃です」的な締めくくりは出来ませんよ。刺激を本当に貰ってますし、こういう方が成功することは、現地のルワンダ人にとってもプラスになると確信しています。

ちなみにアフリカの活動に学歴やキャリアは結果関係ない

「アフリカで活動をする際に取ったほうが良い資格や、あったほうが良いキャリアはありますか?」

これも良く頂くご質問です。自分に学歴やキャリアが無いですから、ただの強がりに聞こえてしまうかもしれませんが、結果的には学歴やキャリアは関係無いと思います。

国際NGOに入るためには、その分野の学士あるいは修士が必要だったり、TOEICやTOEFLやIELTSのスコアが必要だったり、フランス語話せたほうが良いとか、「あった方が良いもの」は沢山あるでしょう。

あと同じアフリカ起業家でも「有名大学卒、MBAを習得し、英語、フランス語を完璧に使いこなし、〇〇という某雑誌でも紹介」という肩書きがある人とそうでない人は、最初の段階で注目されるかどうかでは大きく差が出るのは事実です。

ですが、結局現地での成果を出せるかどうかは、現場でやれる覚悟と、やはりゾンビ力が無いと、結果的には上手くいかないだろうと思っています。

ゾンビ力は磨くことが出来るのか?

さて、ここまで読んでいただいた特に10代、20代、30代の方で、「自分は今の所ゾンビ力は無いけれども、それでもアフリカで頑張りたい!」と思われている方もいるかもしれません。ゾンビ力を磨く方法は無いのでしょうか?安心してくだい、ありますよ。

学校に行っている方、会社に勤められている方がどうやってゾンビ力を磨けるのかと言えば、絶対に無理と言われるような事に挑戦してみましょう。

学生の方だと、そうですね、学校の成績で1位になるとかでもいいでしょう。

会社員の方だと、営業成績1位とか。

いえ、ぶっちゃけ全然学業や仕事に関係なくても良いです。

インスタを始めてみて3ヶ月で1万人フォロワー増やす!みたいなのでも良いですよ。とにかく周りからも自分としても「流石にそれは無理でしょ」ってなるような事に本気で挑戦するのです。すると恐らく99.9%は大失敗に終わると思います。死ぬほど落ち込んでください。そしてそこから這い上がりましょう。

そして、また同じ目標にチャレンジするか、同じくらいハードルの高い目標に挑んでみましょう。また失敗して、でもまた挑戦して、を繰り返します。

こうすることで、ゾンビ力は磨かれると思います。

僕も会社員時代にゾンビ化していった

振り返ってみると、僕自身も社会人時代にゾンビ力を高めていたのだと思います。

今でこそヒゲモジャロン毛のアフリカ系男子を気取っています(気取れてんのか?)が、何気に会社員を4年も勤めていました。その時は毎月無理だと周りに言われるような目標を立て、それに挑戦し続けていました。

本を社会人になるまで一冊も読んだ事なかった僕は、新卒の時に年間で200冊読む!と目標を立てるも、100冊に届かないくらいで挫折。

2年目で係長になる!(当時の平均は6年目あたり)と目標を立てるも、失敗。しかし3年目で係長になりました。

当時まだ会社が海外支店の話すらなかったのに、25歳で海外転勤する!と目標を立てるも、結果的に会社を退職し、27歳でアフリカへ。

こうしてみると、僕が今まで生きていて、立てた目標通りになったことって一つも無いかもしれません。

それでもなんとなくちゃんと実績を積んでいるようにも見えなくはないですよね。でも目標を達成できてないわけですから、一回一回僕はかなり落ち込んでいます。でも、翌日には立ち直って、新しい目標を立てて走り出していました。

ゾンビにはゾンビが集まってくる

引き寄せの法則というのは皆さんご存知ですよね?

同じことを考えていたり、行なっているような人たちが不思議と自分の周りに集まってくる。という法則です。

これと同様に、ゾンビにはゾンビが集まってきます。

また呼んだなぁ〜〜(あなたは呼んでません)

 

文字だけとって想像すると、ただのウォーキング・デッド状態ですが、

要するに、失敗しても復活して頑張れるようになると、

周りにも同じような人が集まってくるのです。

もちろん、少しずつです。1年に1人現れるかどうかかもしれません。

それでも10年で10人そういう仲間がいれば、もうどんなプロジェクトでも成功したといっても過言ではないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?たまたま僕が去年末に仕事の息抜きでウォーキング・デッドを観ていた時に「これだ!!」と思わず叫んでしまったゾンビ力。

仕事のし過ぎでそれこそ頭がゾンビ状態になってしまっただけの可能性もあったので、一旦ブログに殴り書きして、今読み返してみたら、まあ自分自身では納得できる理論だったので、公開させていただきます。

あ、でも今日年末から今にかけて脳がゾンビ化し続けている可能性もあるので、もしかしたら回復した時に消すかもしれません笑

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管理人のナイケルです。
元青年海外協力隊。
アフリカでNPOとビジネスを両立してます。
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